07Dec2019みえ木造塾2019第6回 山梨知彦 氏本日、みえ木造塾2019最終講義日建設計 山梨知彦先生による『木造の未来』でした。木材を大型建築に使用する時代の先駆けとなった木材会館から、今後2040年に向けて目指されている、350mの木造超高層ビルW350プロジェクトなどのスライドから、木材についての考えをレクチャーしていただき、まさに木造の可能性、未来を垣間見る講義でした。これにて無事本年度の全カリキュラムが終了し、毎年恒例の皆勤塾生への皆勤賞品贈呈式も行いました。(最終講義の講師山梨先生より授与)みえ木造塾2020につきましても、現在鋭意企画中でございます。来年も皆さまと是非一緒に学んでいきたいです。よろしくお願いいたします。良いお年を!
16Nov2019みえ木造塾2019第5回 太田猛彦 氏三重森林林業アカデミーの学長・太田猛彦センセでした、みえ木造塾第5回目。確かに明日の業務には直接影響ないかも知れない。でも、山のこと、暮らしのこと、何億年前のことから解き明かしてくれる講師をお呼びできるのは、みえ木造塾だけ(^^)経歴と肩書きからはちょっと予測がつかないべらんめえ調早口も含めて、チョー面白かった❗️個人的には、温帯雨林と島国で大陸近いのは世界中に日本と英国のみ。でも、大陸の西側と東側で気候条件は大きく違う、、って辺りで引き込まれましたわね。ご著書での予習が間に合わなかった反省込めて、長いスパンで要勉強!
14Sep2019みえ木造塾2019第4回 山辺豊彦 氏みえ木造塾2019 第4回.本日三重県林業研究所にて、山辺豊彦先生の木構造の講義と実大実験を行いました.実大実験は、初学者から熟練の方の復習まで、という主旨で応力がシンプルにみえる講座にリバイバルして3年目になります.今回は筋交の耐力について学びました.①筋交の縦長比率が最低基準よりも搭状に細長い場合、どういった耐力低減があるか②対策をした試験体だと基準法通りの倍率がとれるかを実験しました.実際の試験体をみながら山辺先生の解説を聞くことで、とてもわかりやすく学ぶことができました.山辺先生、お忙しい中毎年貴重な講座をありがとうございます!実務に直結する学びの機会になりました.
03Aug2019みえ木造塾2019第3回 落合俊也 氏みえ木造塾第2019第3回講義 (8月3日)午前中には、塾生意見交換会と称し、参加した塾生それぞれの生業を通じた作品等の発表をし、皆からの質疑や感想を述べ、塾生どうしの様々な交流を図る企画が行われました。午後より講師に建築家 森林・環境建築研究所 代表 落合 俊也 氏をお迎えして、「木造住宅と森林医学」をテーマとし講義が始まる。前半は落合氏が師事された杉坂建築事務所の杉坂 智男氏が、1950年代~行ってきた木造住宅への取り組みや功績について語られた。後半は、テーマでもある森林医学についてお話いただきました。冒頭「そもそも、現代の都市リズムと私たちの生命リズムは一致しない、熱帯雨林の環境が生命のリズムと一致している」との興味深いフレー...
06Jul2019みえ木造塾2019第2回 久住有生 氏みえ木造塾、第2回目の本日、講師はイケメン左官屋さんの久住有生(くすみなおき)さん。左官屋の枠を超え、国際的にも活躍の巾を広げている今が旬の職人さんです。お父様は著名な左官職人・久住章さん。香川の大工・六車親子と並び、みえ木造塾講師2組目の職人親子です。3歳から鏝を握り、小学生の時には日課の壁塗りをしないとご飯が食べさせて貰えなかったとか、左官が嫌で高校生の時の夢はケーキ屋さんとか、びっくりするような生い立ちも交えながら、左官仕事に対する想いを真っ直ぐに語り、沢山の作品写真を見せて下さいました。仕事しかしていないと笑う程の日々の研鑽、技量の高さ、強い想い、美的感覚。どれをとっても並外れています。凄い左官屋さんがいたもんだなぁと感嘆あ...
08Jun2019みえ木造塾2019第1回 石川廣三 氏「雨仕舞いのはなし」〜風雨をしのぐ木造の知恵〜2019年(令和元年)の初回は石川廣三先生の「雨仕舞いのはなし」からスタートです。防水と雨仕舞いについての違いから講義は始まり、開くことや閉じること、撥水性や親水性について、各地の降雨量や世界の雨仕舞いについて講義の内容は多岐にわたり、また、実験動画も見せていただくことでより理解が深まりました。講義の中でも、今までの伝承としての雨仕舞いの問題点は単語がわかりにくい、論理性にかける、ということなどを瓦の事例を挙げて説明されていました。こういうことが常態化していたことを懸念されているからでしょう、長年雨仕舞いについてを研究されてきた先生の講義は、理科的な説明(裏付け)と、じゃあそれが実際の現...
17Nov2018みえ木造塾2018第6回 小林澄夫 氏みえ木造塾、今年の最終回を飾ったのは、左官を語らせたら右に出る者がいない小林澄夫さん。全くの手仕事編集者らしく、パワポもスライドも無縁の世界。持参頂いた多くの左官事例写真(勿論紙焼き!)を机の上に置き、上からビデオカメラで写してスクリーンに投影(^^)溜息の出るような左官エロスの世界(ご本人の表現)を満喫しました。今年の皆勤賞、塾生8名には尾鷲桧のオリジナルマウスパッドを小林さんから進呈❣️お陰様で今年も無事終了しました。ありがとうございました!
13Oct2018みえ木造塾2018第5回 小田原健 氏みえ木造塾、今年の5回目講師は小田原健氏。会場の三重大学レーモンドホールにも秋の涼風が入り、気持ちのいい講義になりました。生い立ちから家具との関わりから、最近の仕事から、お話が出るわ出るわ!御高齢の筈なんですが、お元気でアクティブなのには驚きです。尾鷲のウッドメイクキタムラ北村さんが、小田原先生のデザインの椅子を尾鷲ヒノキで制作して2年連続ウッドデザイン賞を受賞されたので、実物を会場で公開してくれました。受講生の皆さん、座ってみたり触ってみたり興味津々(^^)
15Sep2018みえ木造塾2018第4回 山辺豊彦 氏みえ木造塾恒例の実大実験です!三重県林業研究所での実験は、山辺先生講義の後、実験解説まで熱く語って貰って、その都度塾生の納得の頷きが、私たち運営委員の励みになっています。今年は基本に戻って、筋違と面材での破壊試験から壁量を試算し、壊れ方を熟知するのがテーマ。やっぱり最後は「バキッ‼️」と行かなくちゃ!
04Aug2018みえ木造塾2018第3回 荻野寿也 氏みえ木造塾第3回は、いま建築家にひっばりだこの造園家、荻野寿也さんでした。年間60件もの庭をされていると言うこと。独学ならではの建築と庭の自然な関係を解りやすく丁寧に教えてくださいました。いま、若い人に庭ブームが起こりつつあるようですよ!
11Jun2018みえ木造塾2018第1回 六車 誠二・俊介 氏講師:六車誠二・俊介さん 「大工と建築家の未来」 〜地方の、ある大工工務店の試み〜 インドの設計施工集団、スタジオ・ムンバイを主宰する建築家のビジョイ氏から伝えられた、「技術は決して失われない」という言葉からスタート。 六車さん達が、数奇なご縁でインドのスタジオ・ムンバイとの協働が始まり、インドの人々や文化に触れることで今一度自分たちの仕事のあり方、日本人としての強みや弱みに気づかされたということ。 そしてそれらの体験が今後の設計と施工に活かされていくことがありありと炙りだされたあっという間の講義でした。 六車誠二さんがおっしゃった、「建築家は概念を考え、大工は伝統を考えている、その間くらいの建築をつくることがちょうど...